ハンガリー中央統計局(KSH)が10日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%増となり、上げ幅は前月の2.6%から縮小した。インフレ率の低下は3カ月ぶり。市場は同2.7~2.8%を予想していた。
品目別では「アルコール飲料・たばこ」が6.0%、食品が3.1%それぞれ上昇して全体をけん引した。「その他の製品(医薬品、自動車燃料、家庭用品、娯楽用品)」(2.7%)、サービス(1.8%)、「その他の燃料・電力」(1.0%)、「衣料品・靴」(1.1%)も前年同月を上回った。耐久消費財は0.1%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.9%で、2014年1月以来、最高の水準となった。