ハンガリー建材大手、セルビア拠点を拡張

ハンガリーの建材大手マスタープラスト(Masterplast)は6日、セルビア北部スボティツァのガラス繊維工場の拡張計画を発表した。年産能力を2,000万平方メートル分拡大し、9,000万平方メートル超に引き上げる。投資額約670万ユーロのうち35%を政府の助成で賄う。来年の完工と105人の雇用創出を見込む。

スボティツァのあるボイボディナ州はハンガリーに隣接しており、州内には多くのハンガリー系住民がいる。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、政府は2016年から18年にかけて、同州のハンガリー系企業に助成金と優遇貸付金をそれぞれ300億フォリント(約9,700万ユーロ)拠出する。

マスタープラストはハンガリーとセルビアを含む9カ国で生産拠点を構える。2016年の売上高は8,000万ユーロだった。(1HUF=0.43JPY)

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