オーストリア企業、ブルガリアで道路通行料システム整備

オーストリアの交通管理システム大手カプシュ・トラフィックコムは10日、ブルガリアの道路通行料徴収システムの開発・整備業務を受注したと発表した。事業母体であるブルガリア道路インフラ公社(RIA)によると、契約額は1億5,000万レフ(7,640万ユーロ)に上る。

通行料徴収システムは国内の高速道路と幹線道路の全長1万6,317キロメートルに及ぶ区間に導入される。当初は車両重量3.5トン以上の車両を対象とし、追って3.5トン未満の車両についても導入する計画だ。

カプシュは徴収ゲート100カ所、車両重量計測システム100台、データセンターなどのインフラを正式受注から19カ月以内に整備する。今回、乗用車用電子通行証(ヴィネット)の導入も受注しており、ヴィネット登録用ターミナル500カ所も併せて設置する。

ブルガリアの電子徴収システム入札は2016年4月に開始したが、競争当局への苦情を受けて再三中断を余儀なくされていた。(1BGN=67.80JPY)

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