ロシアの航空会社ノルダヴィア(Nordavia)は16日、国内同業レッドウィングズと合併すると発表した。事業統合により財務の安定性を高めるとともに、保有航空機の刷新、運航ネットワークの再構築、経営の効率化を図る。当面は引き続き現社名で運航し、合併完了後に新たなブランド名に変更する。
ノルダヴィアとレッドウィングズは1年以上前から共同運航などで業務提携している。今年1-8月の乗客数はノルダヴィアが前年同期比約30%増の79万9,000人、レッドウィングズは約50%増で100万人を超えた。2018年の旅客数は両社合わせて350万人超を見込む。
ノルダヴィアはボーイングの小型ジェット機「737-500」など9機、レッドウィングズはツポレフ「204」、エアバスの小型機「A320」、「A321」などを保有する。合併後は新たにイルクート社の新型中距離旅客機「MC-21」を発注する計画だ。