自動車部品大手の独コンチネンタルは10月30日、同社初のリトアニア工場を建設すると発表した。電子部品の需要拡大に応えるもので、今後5年で9,500万ユーロを投資する。これは同国におけるグリーンフィールド投資として過去最大となる。
立地はリトアニア第2の都市カウナスで、来年年央に着工し、2019年前半の完工・稼動を見込む。面積1万6,000平方メートルで、1,000人を雇用する見通しだ。
自動車のIT化を進める「ボディ&セキュリティ事業」の製品と運転アシストシステムを生産し、欧州市場に出荷する。具体的には◇ドア・シート制御システム◇多数の電子制御システム間の通信を仲立ちする「ゲートウエイ」◇車間距離制御装置(ACC)向けセンサー◇インテリジェント遮光ガラス――などを手がける。