ベラルーシのタイヤ大手ベルシナ、輸出志向を強める

ベラルーシのタイヤ製造大手ベルシナ(Belsina)が、クウェート、オマーン、カメルーンでのタイヤ供給を開始した。現地通信社『ベルタ』が8日に報じたもので、新市場を開拓する戦略の一環となる。ヤコブレフ代表取締役は「当初の輸出量は少ないが、今後輸出品の種類を増やし、長期的事業に発展させたい」と述べた。

同社は国内とロシア以外への製品供給に力を入れている。今年からフランスへの農業用タイヤ供給を再開したほか、スーダン、フィリピン、キューバへのタイヤ供給も加速させた。キューバ向けの約80%は農業用タイヤで、次が貨物用。同国への輸出割合は全体の14%を占める。また、1-10月期のスーダンへの輸出高は前年同期比で4倍以上に増加した。

ベルシナは国内中部のバブルイスクに本社を構える。1972年の創業で、2002年に株式会社化された。製品ラインナップは350種類以上で、世界75か国以上に輸出している。

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