トルコサット、次期通信衛星2基をエアバスDSに発注

トルコの国営衛星通信事業者トルコサットは9日、欧州防衛・宇宙大手のエアバス・ディフェンス・アンド・スペース(エアバスDS)と次期通信衛星「5A」と「5B」の供給契約を交わした。トルコサットのギュニュリ社長によると、2基の製造および打ち上げにかかる総費用は約5億ドルに上る。

衛星の打ち上げ時期は5Aが2020年、5Bが2021年を予定する。米スペース・エクスプロレーション・テクノロジー(スペースX)の2段式商業用ロケット「ファルコン9」を使って打ち上げる。

トルコは独自の衛星通信網を確立するため、2023年までに通信衛星10基の配備を目指している。実現すれば世界人口の91%との直接通信が可能になる。アンカラには15年に1億1,200万ドルを投じて設立した製造施設があり、次世代衛星の「6A」からは完全な国内生産を目指している。

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