米ゲーム開発ジンガ、トルコ同業大手のカードゲーム部門買収

米国のゲーム開発会社ジンガは7日、トルコのモバイルゲーム開発大手ピーク・ゲームズ（Peak Games）のカードゲーム部門を1億ドルで買収することで合意したと発表した。自社のカードゲーム部門の強化が狙い。今後ピーク・ゲームズはパズルゲームに集中する。

ブルームバーグによると、ジンガはイスタンブールに現地法人を設立し、買収先の従業員を雇用する予定。同社は2007年の設立で、ポーカーやソリティアなどウェブ及びモバイル上でプレーするゲームを多数発表してきた。米国のカリフォルニア州のほか、カナダ、英国、アイルランド、インド及びフィンランドに拠点を持つ。

イスタンブールに拠点を置くピーク・ゲームズは2010年の設立。代表作「トイ・ブラスト」や「トーン・ブラスト」などのパズルゲームの利用者は5億人以上で、同社の売上の70％以上を米国が占める。ベルリンに拠点を置くアーリーバード・ベンチャーキャピタルファンドが2011年に1,150万ドルを出資するなど、同社は海外の投資家から資金を集めている。