ポーランド10月インフレ率2.1%、食品価格上昇がけん引

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2017年10月のインフレ率は前年同月比2.1%となり、9月の2.2%を0.1ポイント下回った。インフレ率の縮小は4カ月ぶり。

分野別に見ると、食品・飲料・タバコが4.6%と大きく上昇した。特に食品は5.8%と上げ幅が大きかった。運輸は全体では0.4%の小幅上昇だったが、ガソリンなどの輸送用燃料は1.6%のプラスだった。住宅・電気・ガス・水道(2.6%)、外食・宿泊(2.5%)も上昇率が高かった。衣料・靴は低価格化傾向を反映し、5.6%低下した。

同国のインフレ率は2016年12月に30カ月ぶりでプラスに転じ、今年2月には2.2%に上昇した。1-10月期のインフレ率は1.9%で、中央銀行の通年インフレ予測と一致している。

中銀によると、価格変動の大きい食品・エネルギー価格を除くインフレ率は10月に0.8%となり、前月から0.2ポイント低下した。

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