トルコ統計局(TUIK)が15日発表した8月の失業率は10.6%となり、前月の10.7%から0.1ポイント改善した。失業率の低下は4カ月ぶり。前年同月比では0.7ポイント低下した。
15-64歳の就業年齢層では前年同月比で0.7ポイント改善し10.8%となった。ただ、15-24歳の若年層の雇用状況は厳しく、0.7ポイント上昇の20.6%に悪化した。
就業者数は135万5,000人増えて2,882万8,000人となった。業種別の内訳は、農業が20.7%、鉱工業が18.9%、建設業が7.9%、サービス業が52.6%。1年前に比べ農業が0.3ポイント、鉱工業が0.2ポイント減少した半面、建設業が0.5ポイント増加した。
失業率は今年1月、2010年以降で最も高い13.3%をつけたが、5月には10.2%まで改善した。政府は中期計画で今年の失業率見通しを10.8%としている。