建材大手の独ハイデルベルクセメントはこのほど、ジョージア事業の株式50%を投資会社のセメントインベストに売却したと発表した。今後は同社と共同で経営に当たる。売却益1億1,500万ユーロは債務弁済に充てる。
セメントインベストは、ジョージア・コインベストメント・ファンドとロンドンを本拠とするハンウェル・パートナーズの合弁会社。ハイデルセメントは昨年、グルジア・カプシ工場の近代化などで両社と提携を結んでいた。同工場では来年末までに新炉の設置工事が完了する予定だ。
ハイデルセメントは2006年にグルジアへ進出し、カスピとルスタヴィでセメント工場を、ポチで破砕工場とセメントターミナルを運営する。年産能力は200万トン強に上る。