ブルガリアとマケドニアが天然ガスパイプラインの新設に向けて事業化調査を実施する。両国の送ガス網を接続して供給の安定化を図り、ロシア産ガスへの依存を軽減する狙いだ。
ブルガリアはガス需要の95%をロシアのガスプロムから調達しているが、すでにルーマニアとの供給網相互接続を実現し、ギリシャ、トルコとも接続に向けて準備を進めている。
事業化調査では既存インフラを査定し、新設すべきインフラを確定する。経路は、ギリシャ、トルコとの送ガス網接続計画と、黒海沿岸のヴァルナに建設予定のハブ基地を考慮に入れて決定する。