チェコの投資会社PPFは25日、同国の鉄道車両製造大手シュコダ・トランスポーテーションを完全買収することで株主と合意したと発表した。契約にはシュコダへの運転資金の供給も含まれる。買収額は公表されていない。当局の承認を経て取引が成立する。
シュコダ・トランスポーテーションは近郊鉄道車両、トラム、機関車、地下鉄車両、電気バスなどを手がけ、国内外の交通会社に供給する。従業員数は5,300人。昨年は売上高157億コルナ、純利益15億7,000万コルナ(6,200万ユーロ)を計上した。
同社の株式は、持ち株会社CEIL(旧シュコダ・インダストリー)を通じて複数の事業家が保有している。(1CZK=5.22JPY)