ハンガリー中央統計局(KSH)が5日発表した2017年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP、改定値)は前年同期比3.9%増となり、上げ幅は前期の3.3%から0.6ポイント拡大した。速報値の3.6%からは0.3ポイント上方修正された。
季節・暦調整後では前年同期比で4.1%増となり、2014年7-9月期以降で最高を記録した。前期比では0.9%増となった。
2017年1-9月期では前年同期比で3.8%増加した。
7-9月期では工業が前年同期比で3.7%、建設業が28.3%、サービス業は3.8%それぞれ増加した。農業は0.6%減少した。
各部門のGDP成長率への寄与度はサービス業が2.0ポイントのプラスで最も大きく、次いで建設業が1.0ポイント、工業が0.8ポイント、それぞれ成長率を引き上げた。農業は0.6ポイントのマイナスだった。
支出面では家計支出が4.8%、政府支出が2.5%それぞれ増加し、最終消費支出全体では4.4%の増加となった。総資本形成は19%の増加で、そのうち総固定資本形成は20.3%とそれぞれ大幅に拡大した。輸出は4.5%、輸入は9.3%それぞれ増加した。GDP成長への寄与度は最終消費支出が3ポイント、総資本形成は4.1ポイントとなった。純輸出は3.2ポイントのマイナスだった。