東欧保険最大手のVIG、クロアチア子会社を合併

東欧保険最大手のウィーン・インシュアランス・グループ(VIG、オーストリア)は11日、クロアチアの2子会社を来年4月末日付で合併させると発表した。保険商品の銀行窓販(バンカシュアランス)事業を強化する狙い。実行に当たっては監督当局の承認が必要となる。

生保の銀行窓販会社エルステ・オシグラニエと、非生命保険・健康保険を扱うヴィーナー・オシグラニエを合併させる。これにより、損害保険や健康保険の販売を強化する。

VIGは1999年にクロアチアへ進出し、2005年から墺エルステと提携して生保の窓口販売を開始した。クロアチア保険市場におけるシェアは8.5%で業界4位。中期的に10%へシェアを引き上げる目標だ。

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