三菱電機は12日、トルコ西部マニサでルームエアコンの新工場を稼働した。欧州・トルコ市場の需要拡大を見込み、2020年度までに年間50万台を生産する。需要変動に対応できる生産体制を整えるほか、開発部門を置いて各国の嗜好・環境規制に合わせた製品を生み出し、現地化を加速する。
工場を運営するのは100%子会社の三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコで、資本金は3億8,250万リラ(約115億円)。従業員数は現在146人だが、20年度までに約400人に増員する。
三菱電機は、欧州の空調冷熱システム事業が順調に成長していることや、トルコでも経済成長に伴い需要拡大が見込まれることから、トルコ工場の設置を決めた。(1TRY=29.56JPY)