VWブラチスラバ工場、ポルシェ生産施設が正式稼働

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は15日、ブラチスラバ工場でポルシェの生産施設を正式に稼働した。車体工場と組立工場、試験走行場を新設するとともに、近代的技術を導入し、ポルシェ「カイエン」を完全生産できる態勢を整えた。投資額は8億ユーロに上った。

ブラチスラバ工場は今年9月以来、グループ内で唯一「カイエン」を生産している。ポルシェ生産部では現在、600人が固定時間制で勤務している。

今回の拡張で工場床面積は200万平方メートルに拡大した。来年はSUV(スポーツ多目的車)のVW「トゥアレグ」、アウディ「Q8」の新型車が生産車種に加わる。

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