仏アルストム、ルーマニアで鉄道電化プロジェクトに着手

仏鉄道車両・設備大手のアルストムは14日、ルーマニア西部の鉄道電化工事に着手すると発表した。同社が参加する企業連合アソシエリャ・レイルワークスがルーマニア国鉄(CFR)から150億レウ(3億2,400万ユーロ)で受注した鉄道近代化プロジェクトの一環で、工費は約4,000万ユーロ。2020年12月までの完工を予定している。

工事が行われるのは、汎欧州鉄道幹線のライン・ドナウ線(PAN4)の支線となるイルテウ-グラサダ区間の22キロメートル。アルストムは電化・信号保安設備の設置を担当する。工事が終わると、旅客列車の最高時速は160キロメートルに向上する。

アルストムは20年以上前にルーマニアに進出した。現在、5つの鉄道修復・近代化プロジェクトが進行中だ。また、ブカレスト地下鉄の保安業務(15年契約)も担当している。(1RON=28.53JPY)

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