独建材大手クセラ、ルーマニア同業買収

独建材大手クセラは先ごろ、ルーマニアの気泡コンクリートメーカー、マコンを買収することで合意したと発表した。クセラによると、持分をポーランドのプライベート・エクイティファンドのポーランド・エンタープライズファンドVおよび同ファンドVIから取得する。取引には競争当局による認可が必要だが、順調に進めば今年上半期には終了する見通し。取引額については公表しないことで合意している。

クセラのファブリティウス最高経営責任者(CEO)は、「マコンの買収により、当社は気泡コンクリートやプレキャストコンクリート製品の主要サプライヤーとなる。これによりルーマニアの建材市場で主導的な役割を果たせるようになる」とコメントした。

独デュイスブルクに本社を置くクセラは、20ヵ国に97の工場を展開している。一方、マコンは、ルーマニアの建材メーカー大手の一つで、気泡コンクリート分野では同国で首位の座にある。

上部へスクロール