独シーメンス、セルビアの鉄道車両部品メーカーと買収契約

独シーメンスのセルビア法人は先ごろ、同社のサプライヤーでアルミ製鉄道車両部品を手掛ける同国のミラノヴィッチ・エンジニアリング(Milanovic Inzenjering)の買収契約を締結したと発表した。鉄道車両事業における同国市場での地位を固めるとともに、世界での生産ネットワークを強化する狙いがある。当局の承認を経て、来年初めの手続き完了を見込む。11月に買収計画を発表して以降、取引額などの詳細は明らかにしていない。

シーメンスは買収手続きの完了後、ミラノヴィッチにさらに投資し、従業員を増員する。アイヒリンガー最高経営責任者(CEO)は「企業にではなく、ビジネスモデルに投資する」と強調した。

ミラノヴィッチは鉄道車両の車体を手がける。従業員は430人で、昨年は1,530万ユーロの売上高を計上した。

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