トルコの12月インフレ率11.9%、5カ月ぶり低下

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した2017年12月の消費者物価指数(CPI)の上昇幅は前年同月比で11.9%となり、前月の12.9%から1ポイント低下した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。過去12カ月の平均上昇率は11.1%だった。

構成比重が最大の「食品・ノンアルコール飲料」が13.7%の上昇にとどまった(前月は15.7%)。同じく比重の大きい「運輸(自動車用燃料を含む)」は18.2%となり、前月の18.5%からわずかに縮小した。ほかに上昇幅が大きかったのは、「その他の商品・サービス」(12.7%)、「家具・家庭用品」(同)、「医療」(11.9%)、「衣類・靴」(11.4%)、「宿泊・外食」(同)、「教育」(10.4%)だった。

上げ幅が最も小さかったのは「通信」(1.4%)で、「アルコール飲料・たばこ」(2.8%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。

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