シュコダ自、17年も販売記録更新

チェコのシュコダ自動車が16日発表した2017年の販売台数は120万500台となり、過去最高を記録した前年の112万6,500台を6.6%上回った。ロシアと欧州、インドで大きく伸びたほか、2つのSUV新モデルの投入が奏功した。12月の販売台数は前年同月比19.2%増の10万7,500台となり、4年連続で12月の最高記録を更新した。

昨年の販売台数を地域別にみると、西欧は前年比5.2%増の47万7,700台で、主力のドイツでは4.9%増の17万3,300台を売り上げた。フランス、イタリア、オーストリア、ノルウェーでは上げ幅が10%を超えたほか、ギリシャは116.5%増と大幅に拡大した。

中欧は12.7%増の20万7,100台に拡大し、本国チェコは8%増の9万5,000台だった。ポーランド、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、クロアチアの全てで2けた成長を記録した。

東欧ではロシアが12.5%増の6万2,300台で、同国を除いた台数は17.9%増の4万1,300台だった。

国別で最も販売台数が多い中国は2.5%増の32万5,000台だった。インドは31.4%増の1万7,100台に拡大した。

モデル別では2月に投入した大型SUV「コディアック」が10万台と好調で、10月末に発売を開始した小型SUV「カロック」も6,300台と順調な滑り出しを見せた。旗艦モデルの「スペルブ」は15万900台と8.7%増加した。一方、主力モデルの「オクタビア」は3.9%減の41万8,800台に後退した。

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