ルーマニア南西部ドルジ県議会は17日、ドイツ自動車部品メーカーのヴィールピュッツがクラヨバに工場を建設すると発表した。投資額は1,050万ユーロ。5年間で500人を雇用する。
ヴィールピュッツはクラヨバ先端技術工業パーク(HTIP)内の3万平方メートル分を賃借して工場を建設する。今年9月の稼働を計画する。
ヴィールピュッツはクラヨバ進出について、「ドイツでの増産が難しいため、国外で新工場の建設地を探していた。クラヨバは将来的に拡張が可能なことから立地に決定した」と説明している。
第1期投資では500人を雇用して組立生産を行う。将来的には現在開発段階にあるハイテク部品の生産を計画している。同社は配管部品やヘッドレストの支持具(ステー)、U字ボルト、オイルレベルゲージなどパイプ・線曲げ加工品を得意とする。
HTIPに入居するのはヴィールピュッツが15番目。これら進出企業は合計2,000万ユーロを投資し、1,500人以上を雇用する約束をしている。