米コカ・コーラ、ブルガリアにスマート技術開発拠点を開設

米コカ・コーラは18日、ブルガリアの首都ソフィアにスマート技術開発センターを開設すると発表した。欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域を中心に、世界に法人向けソリューションを提供する。

開発センターは、独ソフト大手SAPの企業用ソフトをベースとしたソリューションをはじめ、データ分析、携帯アプリ、人工知能(AI)による機械学習、ロボット工学、インフラ・情報保護や、企業向けのマーケティング・財務・技術ソリューションなどを主に扱う予定だ。事業規模からみて、グループで2番目に大きい開発センターとなる。従業員数は130人を予定する。

ソフィアを立地に選んだ理由としてコカ・コーラは、◇時差や地理的位置からみてEMEA、アジア太平洋(APAC)全域をサポートできる◇工学に強い大学が多数存在◇交通の便が良い◇事業環境の良好さ◇政情安定◇投資優遇措置の充実――を挙げている。

運営に当たっては、SAPや仏IT大手アトス、米マイクロソフトなどの地元拠点と協力するほか、来年には新しい提携先を獲得する意向だ。

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