トルコの複合企業タイ(Tay)グループ傘下の繊維メーカー、タイパ(Taypa)は先ごろ、アルジェリアで現地政府との合弁会社が建設している繊維工場の第1期工事を終え、開所式を行った。同国北西部ルリザンヌにあるシジケタプ工業団地にある新工場は総工費15億ドルで、敷地面積は250万平方メートル。当初は1万人を雇用し、最終的に2万5,000人まで増員する。年間生産量はデニム生地が6,000万平方メートル、衣料品が3,000万着で、製品の40%を輸出する予定。
式典に出席したアルジェリアのユスフィ鉱工業相によると、同工場はアフリカ大陸で最大規模の繊維工場となる。
第1期工事には8つの生産ラインのほか、従業員に職業訓練を施すための研修施設や住居の建設が含まれる。第2期工事では新たに工場10棟を建設し、既製服、工業用繊維、デニム生地、ニット生地及び織物を生産する。
イスタンブールに本拠を置くタイパはトルコ国内で生産する製品の85%を輸出している。従業員数は約3,000人。