仏航空機部品メーカー、ブルガリア新工場でEIBと融資契約

航空機部品製造の仏ラテコエールは、欧州投資銀行(EIB)から受けた融資の一部をブルガリアの新工場建設事業に振り向ける。同社は昨年12月、同事業を含む3つの建設・刷新事業に対しEIBと5,500万ユーロの融資契約を結んでいた。残る2つは仏国内の事業となる。26日付の南東欧経済紙『SeeNews』が伝えた。

ブルガリア新工場は昨年9月に中部のプロブディフで着工した。エアバス社の機材向けにドア部品と電子機材用の棚を製造する。投資額は1,500万ユーロで、工期は3年の予定。第1段階では1,100万ユーロを投資し、200人を新規雇用する。

ラテコエールは航空機のドアや胴体、ワイヤーハーネス、組み込みシステム、エンジニアリングサービスを提供している。中東欧ではチェコに製造拠点を持つ。エアバスのほか、米ボーイング、加ボンバルディア、仏ダッソー、ブラジルのエンブラエルを主要顧客としている。

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