ルーマニアの国営電力供給会社エレクトリカは今年、前年を24%上回る9億レウ(1億9,400万ユーロ)の投資を行う予定だ。送電網の修復と近代化を進め、送電損失率を40%減らす。また、経費削減対策にも資金を振り向ける。
2017年1-9月期の連結最終利益は、電力買い入れ価格の上昇が響き、前年同期比79.6%減の9,500万レウ(2,040万ユーロ)へ急減した。売上高は0.5%減の41億7,000万レウ(8億9,520万ユーロ)だった。
エレクトリカは従業員1万人で、160万世帯を超える顧客を持つ。昨年11月には国家資産基金(FP)から、子会社4社の株式各22%を総額7億5,200万レウ(1億6,140万ユーロ)で買収し、完全子会社化した。(1RON=28.94JPY)