畜産業向け分析機器大手フォス、ハンガリーにR&Dセンター設置

農畜産業向けの分析機器を手掛けるデンマークのフォス(Foss)がハンガリー南部のペーチに研究開発(R&D)センターを開設する。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相が5日明らかにしたもので、投資額20億フォリント(640万ユーロ)のうち7億7,300万フォリントを政府の助成で賄う。

R&Dセンターはフォスが2年前にペーチで買収した同業のソフトフローが設置する。敷地面積は2,000平方メートル。フォスは同地を選んだ理由として、人材の専門技能の高さと政府の支援体制、ペーチ大学の存在を挙げた。

1956年創業のフォスはデンマークとハンガリーのほか中国にも研究及び生産拠点を置く。ハンガリーのMTI通信によると、世界で生産される穀物の80%、牛乳の85%が同社の技術を用いて分析されている。(1HUF=0.43JPY)

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