トルコ企業連合、EV3モデルを開発

トルコの国産車開発を目指してアナドル、BMCなど5社が結成した企業連合は16日、3種類の電気自動車(EV)の開発に取り組んでいると発表した。2019年には試作モデルを作成し、21年末までに量産を開始する方針だ。企業連合はまた、今後15年にわたってプロジェクトに投資していく計画も明らかにした。

第1段階では国内向けに、同一車台を用いた3モデルを発売する。第2段階では世界市場向けにモデルを改良し、グローバルブランドとして定着させることを目指す。

エルドアン大統領の呼びかけに応えて昨年11月に発足した企業連合は、財閥系複合企業のアナドルグループ、キラチャ・ホールディング、ゾルル・ホールディング、移動通信最大手トゥルクセル、トルコ・カタール系のバス・商用車大手BMCの5社からなる。このうちアナドルはいすゞとの合弁会社アナドルいすゞを、キラチャは自動車メーカーのカルサン(Karsan)を傘下に持つ。

合弁事業の事務所はイスタンブールにあり、世界中から専門家を招いて仕事を進めている。現在は合弁会社の本格始動に向けて、経営陣を選定中だ。

なお、現時点では国産車の予約受注はまだなく、工場の立地も未決定という。

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