チェコ雇用庁が8日発表した1月の失業率は3.9%となり、前月の3.8%から0.1ポイント悪化した。同庁によると、季節雇用職、特に建設業と農業で需要が落ち込んだことが影響した。また同月には多くの季節労働者の有期契約が終了したほか、多数の自営業者が事業停止に追い込まれたという。
一方、1月の失業者数は前年同月比で10万人超減少した。景気の好調に加え、企業の求人方法が改善したことが奏功した。同月の求人数は23万728人となり、前月比で1万4,099人、前年同月比で9万5,192人、それぞれ増加した。
地域別で最も失業率が低かったのはプラハ市の2.3%。最も高かったのは東部モラビア・スレスコ州の5.9%だった。