欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、ルーマニアの鉄道近代化計画に13億ユーロを拠出すると発表した。EUによる汎欧州輸送ネットワーク(TEN-T)整備の一環で、ハンガリーとの国境の町クルティチと黒海の港町コンスタンツァを東西に結ぶ幹線鉄道の建設が対象となる。
クルティチ―コンスタンツァ間の沿線13駅を改修・近代化するほか、旅客安全装置、情報システム、橋梁・トンネルなどのインフラを整備することで、所要時間を短縮するとともに安全性を向上させる。
今回の近代化区間は、TEN-Tのオリエント(中東)-地中海東部回廊とライン―ドナウ回廊を構成する一部となる。