風力発電大手ヴェスタス、ロシアにブレード工場建設

デンマークの風力発電機大手ヴェスタスがロシア南西部のウリヤノフスク州にローターブレードの工場を建設する。投資額は10億ルーブル（1,775万ドル）で、2019年の稼働を予定している。200人超の技術者を雇用する計画だ。これに関連して同州貿易局は16日、ヴェスタスに対する8年間の税制優遇措置や、申請手続きの迅速化、公共調達への優先参加などを盛り込んだ特別投資契約を結んだ。

ロシア国営投資会社ロスナノ（Rusnano）とフィンランドのエネルギー大手フォータムの合弁投資会社であるフォータム・ロスナノ・インベストメントファンドは昨年6月、新風力発電プロジェクトのタービン調達先にヴェスタスを選び、9月にウリヤノフスク工場建設で合意した。ヴェスタス、ロスナノと同社傘下UIナノテクの3社合弁ヴェスタス・マニュファクチャリング・ルスが建設を請け負う。（1RUB=1.89JPY）