トルコとアルジェリア、石油化学事業で合弁

トルコのエルドアン大統領は2月27日、訪問先のアルジェリアで、同国の石油公社ソナトラックと、トルコの建設大手ルネサンス、大手商社バイエガンの3社が、石油化学事業で合弁すると発表した。プロジェクト規模は10億米ドル。国外へのエネルギー資源依存を縮小し、経常赤字を削減する効果を見込む。

大統領によると、合弁企業はトルコの地中海に面するアダナ県アダナ・ユルムタルク自由貿易区で年産能力45万トンのポリプロピレン工場を整備する。原料はアルジェリアから調達する。

エルドアン大統領の公式訪問を機に、◇ユヌスエムレ財団とアルジェリアのモハメド・ラミン・ダッバーギーン大学(旧セティフ第2大学)が提携協定◇両国外務省の教育・研究機関の提携覚書◇農業分野での提携覚書◇両国文化省間の提携覚書――も調印された。

トルコはアルジェリアとの貿易高を200億ドルへ3倍化することを狙っている。

上部へスクロール