独物流大手のルドルフ・ロジスティクスが、ハンガリー西部のタタバーニャ拠点を拡張する。30億フォリント弱(約960万ユーロ)を投じて、新たな物流棟を設置するほか、既存の物流棟を改築する。今年5月の開所時には、従業員を現行の30人から100人に増やす。
新棟の設置により、タタバーニャ拠点の物流面積は約4倍の2万3,000平方メートルに拡大する。また、ハンガリー全体では6万5,000平方メートルに増加する。
ルドルフは、自動車産業に多く顧客を持ち、ハンガリーでは独アウディのほか、部品メーカーの独ヴェリタス、米ボルグワーナーなどと取引がある。同国従業員数は510人。昨年は自動車・産業物流売上高で59億フォリント(1,880万ユーロ)を計上した。
なお、ルドルフは自動車以外の分野に事業を広げていく方針で、昨年末にはウィーン郊外にある欧州系ホームセンターの物流センターの運営を開始した。また、米サウスカロライナ州では米国初の拠点が来月、完工する予定だ。(1HUF=0.41JPY)