チェコ統計局が2月28日発表した1月の生産者価格指数(PPI)は鉱工業、農業ともに前月比で0.5%上昇した。建設業も0.3%上昇したが、サービス業は1.1%下落した。前年同月比では、農業7.2%、鉱工業0.5%、建設業2.2%、サービス業1.1%の幅で上昇した。
鉱工業のPPIを業種別に見ると、前月比では鉱山・採石(5.4%)、電気・ガス・スチーム・空調(1.6%)、基礎金属・金属製品(0.7%)が上昇したが、輸送機器(1.2%)、食品・飲料・タバコ(0.2%)は下落した。前年同月比では鉱山・採石(6.7%)、電気・ガス・スチーム・空調(1.5%)、基礎金属・金属製品(5.0%)が上昇。輸送機器(4.5%)、自動車部品・付属品(6.6%)、化学品・化学製品(2.7%)は下落した。
事業者向けサービス業では宣伝・調査が前月比で15.4%の大幅下落。倉庫・運送(3.3%)、人材あっせん(3.0%)も下落した。前年同月比では出版(4.1%)、建築・エンジニアリング(3.4%)、コンピュータ関連(2.0%)が上昇した半面、宣伝・市場調査(1.3%)、倉庫・運送(1.6%)は下落した。