ロシア検索サイト最大手ヤンデックスがセルビアの首都ベオグラードの都市輸送システムの向上に向け技術協力を行う。セルビアのポポビッチ・イノベーション技術開発担当相が先ごろ明らかにした。ヤンデックスは交通輸送に関連するデジタルシステムを導入し、市民が駐車場の空きスペースや工事現場などの交通関連情報をスマートフォンなどで確認できるようなデジタルインフラを整備する。
現地ウェブ紙『eKapija』によると、ヤンデックスはこのほかセルビア中部のカラグイェバツ市とスマートシティの建設で協力する基本合意を締結する見通しだ。同市の発表によると、まずはヤンデックスが同市の詳細な地図を作製し、同社のモバイルアプリで利用できるようにする予定。
両国間ではヤンデックスのほか、昨年12月にロシアの国営ハイテク企業ロステック(Rostec)がセルビア政府とスマートシティ関連技術の開発に向けた連携協定を締結したことを明らかにしている。