フィンランド塗料大手ティックリラ(Tikkurila)が、ロシア・サンクトペテルブルク近郊に新工場を建設する。レニングラード地方当局からの情報を基にロシアメディアが報じたところよると、同建設計画をめぐっては当局と同社の間で協力協定が締結されているという。
新工場はサンクトペテルブルク南西部のグリーンステート工業団地にある6.5ヘクタールの敷地に建設される。年間3,000万リットルの塗料を生産する工場に加え、貯蔵施設や研究開発センターも併設される予定。投資額は約24億ルーブル(約3,440万ユーロ)で、2020年に完成する見通しだ。工場の新設に伴って、新たに300人の雇用が創出される。長期的な生産能力拡大も視野に入れる。同社はすでにサンクトペテルブルクに3カ所、ベルゴロド地域にも1カ所生産拠点を構えている。(1RUB=1.86JPY)