韓国SK、ハンガリーのバッテリー工場を着工

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションが8日、ハンガリーのコマーロムで電気自動車(EV)用バッテリー工場の定礎式を行った。自動車メーカーが多く集まる同国に拠点を設けることで欧州事業を拡大する狙い。2022年までに8,402億ウォン(6億5,300万ユーロ)を投じ、7.5ギガワット時の生産能力を整備する。政府は410人の雇用創出が見込まれるのを踏まえ、81億7,000万フォリント(2,600万ユーロ)を助成する。

工場は来年後半に完工し、2020年初めから稼動する。1回の充電で500キロメートルを走れる第3世代EVバッテリーを手がけ、2022年のフル稼働時には年7.5ギガワット時が生産できるようになる。これは、主力の韓国・瑞山(ソサン)工場(3.9ギガワット)の約2倍に当たる。

なお、SKイノベーションは将来的な増産を見込み、工場敷地として4万3,000平方メートルを確保している。

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