ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.9%増となり、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は3カ月ぶりで、2%の水準を切るのは9カ月ぶりとなる。
品目別では自動車燃料を含む「その他の製品」が0.5%、「耐久消費財」は1%下落して全体を押し下げた。「衣料品・靴」も0.3%縮小した。
「アルコール飲料・たばこ」は6.4%、「食品」は3.9%とそれぞれ大きく上昇した。「その他の燃料・電力」は1.6%、「サービス」は1%拡大した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.4%で、前月から0.1ポイント縮小した。
同国のインフレ率は昨年6月の1.9%を底に上昇に転じ、8月は2.6%まで上昇した。その後は2.5%~2.1%の間で推移していた。