スロバキア統計局が13日発表した1月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.2%増加した。同業生産高のプラスは1カ月ぶり。前月は0.1%減少していた。
製造業が5.8%拡大して全体をけん引した。電気・ガス・スチーム・空調は12.1%、鉱山・採石業は23.2%減少した。
品目別にみると、ベースメタル・金属製品製造が8.2%増加したほか、ゴム・プラスチック・非鉄金属加工(8.9%)、機械設備製造(8.5%)、食品・飲料・煙草製品(16%)が好調だった。主力産業の輸送機械製造(自動車含む)も1.6%増えた。
一方、電気・ガス・スチーム・空調が12.1%減少したほか、鉱山・採石が23.2%と大きく後退。コークス・石油精製品(3.1%)、薬品・医療用化学製品(3.5%)も落ち込みが目立った。
財別では、非耐久消費財が9.3%、中間財が6.8%、投資財が4.3%、耐久消費財が3.7%増加した。唯一、エネルギー関連製品が11.7%減少した。