リトアニア中銀、世界初のデジタル記念硬貨を発行

リトアニア銀行（中央銀行）が仮想通貨による記念硬貨（デジタルコレクターコイン）の発行を検討している。同硬貨は今年リトアニアが国家として復活してから100年目を迎えるのを記念するもので、記念硬貨に仮想通貨技術を応用する世界初の試みとなる。同行幹部によると、技術的な課題などを解決した上で年末までに実現する計画だ。6日付の現地英字紙バルチックコースが伝えた。

同コインの技術的な課題については、IT企業などを対象とした合同プログラム開発イベントを5月に実施して対応する。金額、発行日及び配布の方法は後日に決める。

中銀は今回のデジタルコレクターコインの発行をリトアニアにおけるフィンテックとイノベーションの促進につなげる考えだ。中銀はすでに1月、企業が開発した金融サービスをテストするためのLBChainと呼ばれるプラットフォームを2019年中に設置することを明らかにするなど、フィンテックの強化に乗り出している。