欧州連合(EU)は12日、ウクライナ情勢を受けて発動したロシアへの経済制裁を6カ月延長すると発表した。ロシアによるクリミアの違法な編入、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力への支援に関与した高官など150人の個人や企業などの資産凍結、渡航禁止を今年9月15日まで延長する。
EUはロシアによるウクライナ南部クリミアの編入と、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力への支援をめぐり、2014年8月にロシアへの経済制裁を発動。資産凍結、渡航禁止はその一部となる。このほか金融取引やエネルギー開発協力などを制限する制裁措置も発動している。