産業用コネクタ大手の独ローゼンベルガーは先ごろ、ハンガリーにおける自動車部品の生産能力を増強する計画を明らかにした。中東部のヤースザロクザラシュと北東部のニルバトールの両工場に合わせて60億フォリント(約1,930万ユーロ)を投じるとともに、400人を新規雇用する。投資額のうち16億フォリントを政府の助成で賄う。
ヤースザロクザラシュ工場は2002年の開所で、6,800平方メートルの生産棟と4,800平方メートルの倉庫棟を持つ。従業員1,400人を雇用し、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けの高電圧部品などを生産している。ニルバトール工場は最近完工したばかりで、施設面積は7,000平方メートル、従業員数は400人となっている。
同社はハンガリーでこのほか、中部のヤースベレニとブダペスト郊外のタクソニにも拠点を持ち、それぞれ高電圧部品と光ファイバー部品を生産している。国内の従業員数は2,300人。昨年の売上高は前年比30.3%増の202億フォリント(6,490万ユーロ)、純利益は72%増の5億5,320万フォリント(180万ユーロ)だった。(1HUF=0.42JPY)