ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した1月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で6.9%増加した。同業生産高のプラスは1カ月ぶり。前月は0.5%減少していた。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が8.4%増加して全体をけん引した。鉱山・採石業も94%と大きく伸びた。エネルギーは18.1%後退した。
製造業では同業生産高の3割を占める「輸送機器(自動車含む)」が5.2%増加した。自動車部品の生産が10.5%伸びてけん引した。「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」と「ベースメタル・金属加工品」はそれぞれ24.5%、16.1%と大幅に拡大。「食品・飲料・たばこ」(9.8%増)、「コンピューター・電子・光学製品」(6.7%増)も堅調だった。一方、「機械・設備」は3%減少した。