自動車部品大手の独コンチネンタルが今年もルーマニア事業を強化する。億単位の投資と大量の新規採用を続け、顧客のニーズに応える製品づくりに努める方針だ。
今年の投資額は昨年実績(1億7,500万ユーロ)と同等の水準となる。また、昨年の1,500人に続き今年は1,000人を新規採用する。ソフトウエア、情報処理・通信技術(IT&C)、電子技術、機械、生産技術、製造作業などの分野を中心に雇用する。
コンチネンタルは全事業部門でルーマニア子会社を展開し、同国で年間1億5,000万点の自動車部品を生産する。従業員数は1万9,700人。
カレイ、シビウ、ヤシ、ブラショフ、ナダブ、ティミショアラの6都市で、7つの工場と4つの技術センターを運営するほか、ブカレストではタイヤ販売センターを経営する。スラティナではベルギーのベカルトと合弁でタイヤ補強材のスチールコードを生産している。