ロシア国営ガス会社のガスプロムは13日、スロベニア同業のゲオプリン(Geoplin)と中期供給契約を交わしたと発表した。今年初めにさかのぼり、2022年末までの5年間に年6億立法メートルを供給する。価格などの詳細は公表されていない。契約内容の交渉は昨年中に完了していた。
ガスプロムは1978年にゲオプリンと取引を開始。以来、40年間の供給量は140億立法メートルを超える。昨年の取引量は6億720万立法メートルだった。
天然ガスはスロベニアのエネルギー消費の12%を占める。同国で消費される天然ガスの40%はロシア産だ。
ゲオプリンは石油企業のペトロ―ルが53%を出資するほか、政府も株式の25%を直接保有している。