チェコ自動車工業会(SAP)が19日発表した同国の1-3月期の自動車・オートバイ生産台数は37万8,788台となり、前年同期から2.7%減少した。主力の乗用車が2.6%減の37万7,283台に後退し、全体を押し下げた。乗用車は輸出台数も2.8%減の1万233台にとどまった。国内販売は1.3%拡大した。
乗用車の生産台数をメーカー別にみると、最も多かったのは独フォルクスワーゲン(VW)傘下のシュコダで、2.6%増の23万8,266台に上った。一方、韓国の現代自動車は15.5%減の8万2,900台と大きく後退。トヨタ・プジョーシトロエン・オートモビル(TPCA)も1.4%減の5万6,117台と低迷した。
チェコ唯一のトラックメーカーであるタトラの生産台数は58.6%減の163台、同じく唯一のバイクメーカーであるヤワ(Jawa)は48.9%減の234台と大幅に縮小した。バスの生産台数は7.2%増の1,108台だった。