独高級自動車メーカーのBMWがチェコ政府に対し、同国西部に走行試験場をする建設プロジェクトへの助成を申請した。現地日刊紙『ホスポダルスケ・ノヴィニー』が4月24日報じたもので、1,875万ユーロの助成を求める。
BMWは昨年12月、ドイツ国境に近いカルロヴィ・ヴァーリ州ソコロフに走行試験場を建設すると発表した。投資額は2億5,000万ユーロ。露天掘り炭鉱跡地の525万平方メートルの敷地に100㎞超の走行テストコースと開発センターを建設し、自動運転、電気駆動、デジタルソリューションの開発に取り組む計画だ。最大400人の雇用創出を見込む。チェコの戦略的投資に対する助成措置には法人税免除、雇用創出および従業員教育・研修に対する補助金に加え、固定資産取得費用の最大10%の補助金支給がある。