電線メーカーの独レオニはこのほど、セルビア南部のニシュにある工場の増強を完了した。新施設への投資額は2,200万ユーロ。敷地面積は2万平方メートルで、自動車用ケーブルシステムを生産する。建設にあたっては政府が用地の取得費用を負担した他、同社に対し助成金を拠出した。
レオニはまた、中部のクラリエボで国内第4工場の開設を計画している。同工場の総面積は6万5,000平方メートルで、投資額は6,000万ユーロ。今年9月~10月の着工と来年末の完成、4,000人の新規雇用を予定する。
レオニは2009年、南部のプロクプリェに工場を開設してセルビアに進出。その後も南部を中心に工場を展開し、14年にマロシシュテ、昨年はニシュに開設している。昨年のセルビアからの輸出額は1億4,500万ユーロで、国内の輸出企業上位10社に入る。
ドイツのニュルンベルク近郊に本拠を置くレオニは世界31カ国に93の工場を持つ。