スロバキア統計局が先ごろ発表した2月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で1.1%増加し、2カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月から1.1ポイント縮小した。
製造業が3.3%拡大して全体をけん引した一方、電気・ガス・スチーム・空調は9.9%、鉱山・採石業は14.6%減少した。
品目別にみると、主力産業の輸送機械製造(自動車含む)が6.6%増えたほか、ベースメタル・金属製品製造(8.4%)、ゴム・プラスチック・非鉄金属加工(4.9%)、その他の製造業・機械設備の修理・設置サービス(7.8%)、食品・飲料・煙草製品(5.8%)が好調だった。
一方、電気・ガス・スチーム・空調が9.9%減少したほか、コンピューター・電子・光学機器が18.8%、鉱山・採石は14.6%と大きく後退。コークス・石油精製品(6.2%)、電機機器(3.4%)も落ち込みが目立った。
財別では、非耐久消費財が6.9%、投資財が6.2%、中間財が2.5%増加した。耐久消費財は13.8%、エネルギー関連製品は9.9%減少した。